はじめよう!要件定義を読み終えた。

「はじめよう!要件定義」を読了したので、感想を書く。



読了した今、要件定義と言えば、システム開発で最もトラブルが多くなる所として有名だが、その原因は「何作ったらいいか、今一分からない」だったように思う。
この本は、何を作れば後に活かせそうか、と言う事がしっかり書かれていて、かつ分量が少ない。なので、まずはこれを読んでから、要件定義に入るのは役に立つだろうと感じた。

まぁ、この本に「これを作れ」とある物は、正式なドキュメントと言うよりは、メモだろうが何だろうが本当に必要なものであって、要件定義フェーズの成果物としてそのまま使えるかと言うと違うと思うが、逆に世にある「要件定義の書き方」的な本は、難し過ぎるし、その癖やるべき事が煙に巻かれてて、肝心な所に手が届かない感がある。
そういう本には、何か、ゴツい名前のドキュメントが何個も出来る事になっている。最終的には必要かも知れんが、「で?それって何なの?」と言う疑問が残ってしまうのだ。

この本は真逆なので、とにかく役には立つ。でも、本棚に置くにはハッタリが効かない。棚には難しげな本を置きつつ、カバンにはこの本を忍ばせれば良いんじゃないかな。

で、後は、「なぜ、システム開発は必ずモメるのか? 49のトラブルから学ぶプロジェクト管理術」を併せて読み、コイツは客に見えない所に隠しておけば、要件定義は完璧だろう。

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