無料でFlexのWYSIWYG環境を提供してくれる、非常に便利なAIR GEARだが、いくつか制約があるため、実際に開発に使おうとするとやはり多少難があると言わざるを得ない。何が問題なのかと聞かれれば、以下のようになる。
- 使えないコンポーネントがいくつかある
- 時々死ぬか落ちる
- コード補完がきかない
- FlashDevelopと互換性が無い
- 他のライブラリにパスを通せない/通し方がわかりにくい
使えないコンポーネントとしては、例えばmx:Form
とかがそれにあたる。で、時々死ぬか落ちるというのは、どういう理屈かはよくわからないが、たまにheap errorを巻き起こす時があるようだ。自動ビルドにして、存在しない関数をイベントハンドラとして登録すると発生するような気もするが、100%とは言えない。コード補完については作者の方も今後対応するとのことなので、期待したい。FlashDevelopとの互換性だが、EclipseはUTF-8でコードを保存した場合に、BOMをつけてくれないらしく、BOM必須のFlashDevelopとの相性が頗る悪い。AIR GEARで作成したファイルをFlashDevelopで開こうとすると、間にテキストエディタを挟んで、一旦BOM有りのUTF-8にしてやる必要がある。最後に他のライブラリへのパスだが、これが分からない。例えばSpark Projectから拾ってきたソースにパスを通すためにはどうするのか?方法があるのか無いのかも不明。
と言うことで、まずはAIR GEARで作りたいUIを一通り作り、その後FlashDevelopで開発を行うのが正しい道ではないかと。