タロタローグ的「電脳フィギュアはどうだった?」レポート。でも最後は芸者東京の文章力を疑って終了!

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ワイヤレスジャパン2008に出展されていた「電脳フィギュア」を見てきた。

ブースの遠景。客が居なくなった瞬間を狙って撮ってみた。
電脳フィギュアが画面に出ている様子。

でまぁ、話題にした身としては一応レポートしておきたいと思う。まず、簡単な感想を言うと

  • キューブは5面
  • 電脳フィギュアはよく動くしよく喋る。正直、かなり萌え属性が無いと耐え難いほどに喋る。つまりヲタ臭い
  • 電脳フィギュアは、「ながら作業」には向いてなさそうな気がする。カメラを全画面表示にする使い方を想定か?
  • 技術的には、そんなに凄そうには見えない気がする。

以下に詳細な感想を。詳細な感想って何だ?

あと、これが動画。

で、これらが2枚目の写真に出ている本。

擬人化たん白書

著者/訳者:アスペクト

出版社:アスペクト( 2006-08-08 )

定価:

Amazon価格:¥ 1,404

単行本 ( 135 ページ )

ISBN-10 : 4757212623

ISBN-13 : 9784757212626



マイクロトレンド―世の中を動かす1%の人びと

著者/訳者:マーク・J. ペン E.キニー ザレスン

出版社:日本放送出版協会( 2008-04 )

定価:

Amazon価格:¥ 1,944

単行本 ( 349 ページ )

ISBN-10 : 4140812850

ISBN-13 : 9784140812853



OpenCV プログラミングブック

著者/訳者:奈良先端科学技術大学院大学 OpenCVプログラミングブック制作チーム

出版社:毎日コミュニケーションズ( 2007-09-22 )

定価:

Amazon価格:¥ 18,022

単行本(ソフトカバー) ( 440 ページ )

ISBN-10 : 483992354X

ISBN-13 : 9784839923549



キューブは5面

電脳キューブの、フィギュアが乗る部分の真裏は真っ白で、マーカが無かった。この点を考えると、車や飛行機のように裏も見たいというタイプのフィギュア展開は考えていないと思われる。要するにスカートをはいたフィギュアしか考えてないって事だろう。

電脳フィギュアはよく喋る

ニコニコ動画(上)とかを見れば一目瞭然だが、電脳フィギュアARisは、非常に良く動き、よく喋る。ただ、俺はこの様子を見ていて正直ドン引きしました。理由は、「典型的過ぎる」から。あのアニメ声、「ですぅ」とか言う口調、そしてアクションがなぜか「服を脱がす」だとか、「触る」だとかセクハラ行為しかない、萌え路線に傾きまくってると言う点がもう・・・。ちょっと見ていてきつかった。
今度TBSの番組で取り上げられるそうだが、どんな扱いになるかは大体想像がつく気もする。
まぁ、今回は目立たせるためにワザとこの路線で攻めたのかも知れないが。と言うかそうであって欲しい。まずはいかにもなメイドでギークやヲタクやそれを釣ろうとするマスコミ関係者等等の目を引き、次は子犬型電脳フィギュアで一般受けを狙うなどして欲しい。次も同系キャラだったらAR業界が完全に誤解されそうで嫌だ。別にAR業界人ではないし、むしろ俺も誤解方面に走り気味なんだけどね。
ちなみに、技術的観点から見ると、アニメーションやボイスのパターンを大量に作成した点が難しいかな?と言うくらいで、多分モデル切り替えはそんなに難しくないと思う。ただし、実際にやったわけではないので詳細は分からない。現在の状態とアニメーションの再生状態を調整し、自然に見せるのは難しいかもしれない。が、それはARとは関係ない。

電脳フィギュアは「ながら作業」には向かない

今回のデモが全画面のみだったからそう思うのかも知れないし、喋り声がウザ過ぎたからと言う理由かもしれないが、この電脳フィギュアは、「画面の右上に置いといてたまに愛でる」という使い方を想定してないかもと思った。なぜなら、操作するのにスティックを使うから。クリックで操作出来ないと、普段は右上にあり、気が向いたら触ってやるとか出来ない。まぁ、ゲーム用途なのだから当然か。でもゲーム用途だとTHE EYE OF JUDGEMENTの壁をどのように突破するのかが鍵だ。

THE EYE OF JUDGMENT (アイ・オブ・ジャッジメント) BIOLITH REBELLION 機神の叛乱

THE EYE OF JUDGMENT (アイ・オブ・ジャッジメント) BIOLITH REBELLION 機神の叛乱

定価:¥ 10,265

Amazon価格:¥ 2,300

カテゴリ:Video Game

発売日:2007-10-25



あと、今の「電脳フィギュアARis」は、正直すぐ飽きると思った。よく喋るのがクドイし、ニコニコ動画のコメントにも最後の方には「もう飽きてきた」とかそんなのがあった。

話はそれるが、画面端にいる電脳ペットみたいなのも、あったらあったで楽しそうだ。この場合、指をマーカに出来る技術を使えば電脳ペットをなでられるはずだ。

電脳フィギュアの技術論

まず、2枚目の写真を見ると分かるが、電脳フィギュアはOpenCVを使っている(本が写ってる)。一方電脳フィギュアの社長のブログには

ちなみに、私ども、ARToolKitつかってませんぜ。ゲームを作りやすいように
ゼロベースでスクラッチに開発してます。。GTE_AR_Frameworkっていいます。
もち肌ビジネスマン奮闘記: 電脳フィギュア ARis(アリス) 8月5日(火)のオビラジRっていう番組に出ます。

との事で、ARToolKitは使ってないらしい。理由は「制約が多すぎる」らしいと言うのを、スタッフが誰かと喋ってるのを聞いた。あと、「アルゴリズムが違う」とも言っていた。
本当にARToolKitを使ってないのか、実はソースコード開示請求されるとまずいので牽制なのかはわからない。文体が若干慌ててる感もあるし、話題が急すぎる。もしかしたらもしかするかもなので、誰か突撃すればいいと思うよ。
俺は、「もしARToolKit使ってるなら、大人しくARToolKit Professionalにした方がいいよ」と思った。

さて、上記の2点から、恐らく「GTE_AR_Framework」は、以下のようなアルゴリズムでマーカ認識をするのではないだろうか?

  1. OpenCVの顔認識の要領でキューブの位置を認識する
  2. キューブの位置からマーカ認識を行い、キューブの向きを認識する
  3. モデルを表示する
  4. OpenCVの動体検知によって、キューブの位置の移動を検知してモデルの表示に反映する
  5. マーカを完全にロストした場合、キューブの認識を再開する

つまり、毎フレーム必ずマーカ認識を行うのではなく、動体検知とマーカ認識を組み合わせて処理を軽くしているのではないかと考えた。動画中にも、マーカをロストしてフィギュアが消えた時、キューブを転がす場面(1:00~周辺)があった。これならば、一度マーカを認識した後は、モデルに対しても移動のみとか回転のみとか、比較的軽い変換処理しかかけなくて良さそうだし。まぁ、軽そうだと言うのもアルゴリズムも全くの個人的予想だが。
ただ、俺の脳みそでは

「電脳フィギュア」に関連する特許を出願中です。これは、電脳キューブの各面にあるマーカーを少なくとも1つ以上認識すれば、カメラに対する電脳キューブの位置等の情報を特定できる技術です。この技術によって、カメラ位置を変えたり、キューブを回転させたりしても、表示が途切れることなくいろんな角度からキャラクターを見ることができます。
電脳フィギュア – テクノロジー

と言う説明と、

あ、そういえば、特許だしているのもARの表示部分ではなく、(あれはなんぼなんでも公知っていうか論文もいっぱいありんす。。)他の部分ですぜ、。
もち肌ビジネスマン奮闘記: 電脳フィギュア ARis(アリス) 8月5日(火)のオビラジRっていう番組に出ます。

このブログでの説明に整合性が見出せない。ARと言うものの定義をよく知らないからかもしれないが、電脳フィギュア – テクノロジーに書いてある内容の何処がARではないと言うのかが理解できない。誰か説明して欲しい。

で、特許の方だが、

特許はARそのものではなく、ARを利用したゲーム(?)部分を特許案件として出願しているようです。
工学ナビの中の人の研究と周辺 電脳フィギュア内のコメント(【2008/07/25 20:22】 URL | おざき #yl2HcnkM)

とのこと。電脳フィギュア – テクノロジーに書いてある内容がARではなくゲームに関する事であるとすると、恐らく「電脳キューブ」はカメラに写った実際のキューブである必要はなく、「キューブ自体をプログラム上で作成する事も可能と言う意味ではないだろうか?」とも考えられる。とは言え、「ゲーム画面に対するAR」と解釈してしまえば同じか・・・。

誰か、矛盾しない仮説を立ててくれ。

あと、スクリプトがどうのこうのという話をしていた。が、難しすぎてちんぷんかんぷんだったので耳に入ってない。多分、スクリプトを使ってキャラクターの操作を制御できるんだろう。つまりイベントドリブンでモデル制御スクリプトを呼び出すといった所か?全て俺の妄想だ。

一つ言える事は、芸者東京は全体的に誤解を生みやすい文章を書く会社だと言う事だ。例えば社長のブログにも、「。」をいくつも繋げている部分や「、。」となっている部分があり、推敲や見直しをしないのでは?と予想できる。また、電脳フィギュア – 遊び方の画像を見るとわかるが、マーカが全部実際のものと違う事を考えると、事実を伝えることを意識してないのかも知れない。
このことから考えると、テクノロジーの部分は上手く表現できてないのだろう。つまり、実際の特許はサイトに記載されているものとは全く違うものだと言う事だ。

そうそう、「もち肌ビジネスマン奮闘記: 電脳フィギュア ARis(アリス) 8月5日(火)のオビラジRっていう番組に出ます。」の取材風景の画像が思いの他デカイので、誰かさらに引き伸ばして右の本棚を解析して、何か手がかりを探してくれ。

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