SUBJECT TO CHANGEの見た目と名前に騙されるな!

さて、SUBJECT TO CHANGEだが、
悩んだ挙句結局買ったという過程を
逐一ブログに掲載しておいたら、
何と、訳者の方からと言うコメントを頂いた
しかも、訳者の方のブログにも載っていた。
復氷: 『Subject to Change』増刷決定、レビューご紹介

俺のエントリはレビューじゃないのに申し訳ないので、
読了した今、レビューを書きたいと思う。
本当に忌憚のないレビューを。

まず、タイトルどおりだが、この本は見た目と中身が違う。
Amazonの画像を見ると分かるが、結構派手な本だ。
さらに、デカイ帯がついていて、さらに派手だ。
名前も、「SUBJECT TO CHANGE」だし、これらが総じてミーハーな人の心を煽る。

が、
この本の真の姿は、カバーをとった所にある。
カバーを外すと、地味な紺色のハードカバーに、
分かりにくい色でタイトルが書いてある。
大学時代によく読んだ、情報工学系の教科書にそっくりだ。
「確率論」とかを思い出す。
この本の内容は、正にそんな教科書チックなものだった。
そして、訳し方も古めかしく、固い。
多分意図してそうしているんだと思っている。
いやそう信じたい。

そしてAmazonのレビューにもあるが、
かなり読み込みの必要がある。
多分一回読んでも疲れるだけで終わるだろう。
まさに、教科書ライクな一冊だ。
見た目は、通常の一読即了のビジネス本なのに。
とんだフェイントだよ。

そんなこの本の記になる点が2個ある。
1個目は、そこかしこに出てきた「文脈」と言う単語。
多分「context」を訳していると思われるが、やはり変だ。
英訳本を見てると良く見かける単語だが、やはり変だ。
これを、他の語で表現して欲しかった。
心の中で、ずっとまた文脈出てきたよなどと
ツッコミを入れながら読んでいた。

2個目だが、最後にアジャイルを薦めてきたのが、俺としては微妙だ。
何と言うか、アジャイルは冒頭で薦めて欲しい。
冒頭でアジャイルと言う名前を出して薦めて欲しい。
その薦め方がアジャイルっぽいなと思えるような薦め方をして欲しい。
この本は、全体としては違うけど、
え!?最後アジャイルに着地!?
と思わされた。

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