SUBJECT TO CHANGEの見た目と名前に騙されるな!

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2008年12月3日 水曜日22:06:26

さて、SUBJECT TO CHANGEだが、
悩んだ挙句結局買ったという過程を
逐一ブログに掲載しておいたら、
何と、訳者の方からと言うコメントを頂いた
しかも、訳者の方のブログにも載っていた。
復氷: 『Subject to Change』増刷決定、レビューご紹介

俺のエントリはレビューじゃないのに申し訳ないので、
読了した今、レビューを書きたいと思う。
本当に忌憚のないレビューを。

Subject To Change ―予測不可能な世界で最高の製品とサービスを作る
著者/訳者:Peter Merholz Brandon Schauer David Verba Todd Wilkens
出版社:オライリージャパン( 2008-10-27 )
Amazon価格:¥ 1,890
ISBN-10 : 4873113857
ISBN-13 : 9784873113852

まず、タイトルどおりだが、この本は見た目と中身が違う。
Amazonの画像を見ると分かるが、結構派手な本だ。
さらに、デカイ帯がついていて、さらに派手だ。
名前も、「SUBJECT TO CHANGE」だし、これらが総じてミーハーな人の心を煽る。

が、
この本の真の姿は、カバーをとった所にある。
カバーを外すと、地味な紺色のハードカバーに、
分かりにくい色でタイトルが書いてある。
大学時代によく読んだ、情報工学系の教科書にそっくりだ。
「確率論」とかを思い出す。
この本の内容は、正にそんな教科書チックなものだった。
そして、訳し方も古めかしく、固い。
多分意図してそうしているんだと思っている。
いやそう信じたい。

そしてAmazonのレビューにもあるが、
かなり読み込みの必要がある。
多分一回読んでも疲れるだけで終わるだろう。
まさに、教科書ライクな一冊だ。
見た目は、通常の一読即了のビジネス本なのに。
とんだフェイントだよ。

そんなこの本の記になる点が2個ある。
1個目は、そこかしこに出てきた「文脈」と言う単語。
多分「context」を訳していると思われるが、やはり変だ。
英訳本を見てると良く見かける単語だが、やはり変だ。
これを、他の語で表現して欲しかった。
心の中で、ずっとまた文脈出てきたよなどと
ツッコミを入れながら読んでいた。

2個目だが、最後にアジャイルを薦めてきたのが、俺としては微妙だ。
何と言うか、アジャイルは冒頭で薦めて欲しい。
冒頭でアジャイルと言う名前を出して薦めて欲しい。
その薦め方がアジャイルっぽいなと思えるような薦め方をして欲しい。
この本は、全体としては違うけど、
え!?最後アジャイルに着地!?
と思わされた。

コメント (3) »

  1. レビューありがとうございました。

    「文脈」の件、ごもっともです。
    他に適当なことばが思いつかなかったということもありますが、一つの訳語で済ませようとしたのが間違いだったかもしれません。「環境」であったり「状況」であったり、いろいろな場合があるかと思います。

    アジャイルについてのご意見もありがとうございました。
    私も少し考えてみます。

    コメント by のぶ — 2008年12月4日 木曜日 @ 16:14:59

  2. >のぶ さん
    コメントありがとうございます。
    本当はもっと「いい本だ」と言うのを伝えたかったんですが、
    なにやら批判めいた内容ばかりになってしまってちょっと申し訳ないです。
    個人的には「文脈」を和訳業界から撲滅していただければ、
    他の事はデザイナーとか元の作者の話ですから、
    聞き流してください。

    コメント by 太郎 — 2008年12月11日 木曜日 @ 1:31:12

  3. 富山県在住の のぶさんを畏友と尊敬しておる同い年です。

    で、context ですが、英辞郎へ行きますと、ずらり 文脈のオンパレードです。
    これじゃあ 「文脈撲滅」の声が上がるのも無理はないと思いますね。

    翻訳に関しては100%素人でして、はるか昔に「翻訳の世界」(まだ別宮貞徳/ベック剣士)が舌鋒を揮っておられた時分を定期購読して
    おっただけのレベルですが、また色んな話を聞かせてくださいませ。

    コメント by 塾長 — 2009年1月4日 日曜日 @ 22:26:56

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