「VR→ARときて、次の?Rはズバリ・・・」を妄想する

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VR→ARときて、次の?Rはズバリ・・・

AR

だな、と最近思う。
これは完全に布ARの影響なわけだが。
そもそも、

「マーカの上にただCGを出すのにはもう飽きた!!」
開催概要 – コンピュータビジョン・拡張現実感に関する普通じゃない勉強会 2.0

とか、

ただ,マーカーの上にオブジェクトが出るだけというのはもう飽きました。飽きたんですよ!
FLARToolKitを使ったAR系Flashの作り方:第4回 FLARToolKitを使ったコンテンツいろいろ|gihyo.jp … 技術評論社

とか言われるのは何故だ?
と考えると、一つの理由が見えてくる。
それは、拡張現実と言いながら、現実感が無いことではないだろうか?

AR、つまり拡張現実感とは、あくまでも現実を拡張するためのものである。
つまり、元になる現実の部分がつまらない物であれば、
それをどんなに拡張した所で面白くなる筈が無い。
現在のマーカベースARは、この現実を面白くする手段を持たない。
これが、最大の問題点であることは間違いない。

と言うか、マーカベースでなくても、そもそも現実を伴わない
ARは、嘘臭くて価値の無いものだと言うのが俺の考えだ。

とか何とか、今回のエントリはコンピュータビジョン・拡張現実感に関する普通じゃない勉強会 2.0
で発表でもしようかなと色々考えたけど、ブツ(ケーキとか)
を出せないので止めた内容を書き連ねてみた。

前のエントリで紹介したiPhone用PTAMの動画を見て欲しいのだが、
この動画、技術は凄いのに、最悪の演出をしていると感じないだろうか?
そう、動画にはiPhoneの画面しか映っていない。iPhoneの周囲の風景を
映していないこの動画は、何処か嘘のようにも感じる。
「これ、実はただの動画をiPhoneで流してるだけなんじゃ・・・?」
とすら思えてくる。
iPhone上に革命的なARを搭載したと言うのに、現実感の無い動画のせいで
ダメになっている。
と、俺は思う。
勿論、iPhone用PTAMは凄いし、奇跡の業だと言ってもいいだろう。

逆に、俺が体験したフェルトマーカ作成の過程は非常に楽しく、
その結果としてマーカ上に出てきたCGは、内容とは関係なく
エキサイティングなものに見えた。
つまり、マーカ作成と言う現実のインパクトが大きかったために、
その結果としてのARのインパクトも大きくなったのだ。
凝ったCGをマーカ上に出すより、何倍も簡単で、何倍も効果的な
ARのポテンシャル向上手段だと感じられた。

マーカベースARに現実感が無い理由は、その体験手順にある。
つまり、以下の3手順だ。

  1. マーカを手に入れる
  2. マーカをWebカメラに映す
  3. マーカにCGが乗る

この3手順を見ると、それぞれに問題点があることがわかる。
詳しく見ていこう。

マーカを手に入れる

マーカベースのARなので、当然マーカを入手する必要がある。
主な入手手段は印刷か、大き目の画面のケータイかネット端末があれば、
そのディスプレイに表示すると言う作業だ。
この手順の問題は、「CGを出すためのマーカを印刷している」
と言う事にあると、俺は考える。

そもそも、ここで手に入れるマーカは、
ハッキリ言ってしまうとAR以外に使い道の無いゴミでしかない。
つまり、CGを表示するためのマーカを手に入れると言う作業だ。
この作業には、正直なところ現実感は無いだろう。
CG表示のための下準備と言う、至極コンピュータよりの作業だ。

マーカをWebカメラに映す

マーカをWebカメラに映し、AR用の入力とするのがこの手順だ。
この手順の問題点は、撮影範囲がWebカメラのコードの範囲内だと言う事だ。
これはハッキリ言って狭い。
狭い世界の中でしか、現実を拡張できないのだ。
この、Webカメラのコードの広さしかない世界では、
「現実」と言うものを強く感じることが出来ない。

マーカにCGが乗る

昨今のニコニコ動画でのARToolKit動画の台頭や、
FLARToolKitによるWeb上での簡単なAR体験の増加により、
マーカにCGが乗るだけではインパクトが無いと言うのは事実だ。

そもそも、あのいかにもCGが出てきそうなマーカに、
CGが出てきたからなんだと言うのか?
当然のことではないか。

と言う感じで受け止められていても、不思議は無い。
そんな風に思っている人々をビックリさせるような演出は、
正直(特に俺のような)技術を使うしか能の無い人間には
少し難しい。

つまり、ハードルが高いのだ。

じゃあ、どうすればよいのか?

以上3手順に潜む問題点を改善するにはどうするか?
例えばこんなことが起これば良い。

  • ケータイにFlash Player 10が乗り、デフォルトのWebカメラがケータイカメラになる
  • 遊戯王がカードにAR機能を持たせ、PS3とかXBOX 360など、AR出来そうな所に参入してくる
  • 動画や写真を入力として受け取るようにする
  • マーカを入手する過程をドラマティックにすることで、現実を強く感じさせる

最初の2つは他力本願だし、起こりそうも無い。
と言うか、起こるのを待つのが無駄。俺らが頑張って、2つ目を起こすくらいなら
出来るかもしれない。1つ目は知らん。
3つ目のアイデアは既に可能だ。
と言うか、俺が作ってるコンテンツの幾つかは、静止画を
入力できるし。動画だって余裕で出来る。
でも、実は今とそんなに変わらなさそうな気がする。
ローリスク・ローリターンだ。

なので、4つ目だな。
一番アイデア勝負出来そうだし、楽しそうだ。

例えば、こんなエントリがあった。
Spark Project勉強会#9でジェフに誕生日ケーキを渡してきた | ReInit_creative Log
マーカ上にケーキを出す演出は面白い。
マーカの側にフォークとナイフがあるのも絵的に面白い。
と言うかケーキのモデリングが出来る技術があると言う事に嫉妬するよ俺は。
でもその嫉妬は置いといて、逆に
ケーキにマーカを描く
とか出来ないかなーと思った。
何かチョコレートとかで。
で、それをWebカメラに映すと、上でお菓子のサンタが踊るような感じ?
のARケーキとか楽しいんじゃないかなーと思った。
勿論、俺にケーキ作りの技術は無いので、試せないんだが。

後は、日常に潜む色々なものを無理矢理マーカにしてしまえばよい。
例えば、カメラを固定しておけば「ただ四角いだけの、真ん中がくりぬかれた枠」
だってマーカとして使える。
2人でゲームとして、出題者がマーカを設定して、回答者は枠を動かしてマーカ位置を探すとか。

あとは、イラストロジックの答えがマーカになってるとか。
マーカに出てくるのはQRコードで、ご褒美サイトへのURLがわかるようになってるとかね。

後は15パズルとか。

まぁ、布ですらマーカになるんだから、世の中のあらゆる物を
マーカとして使うのは意外と可能なんじゃないの?マーカベースは。
勉強会2.0の打上げとかあったら、その場でマーカ作って
楽しむ会とか開けそうな気がするよ。

例えば、海苔とかね。

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