Spark Project勉強会#3に行ってきた。
会場が広くなって参加者が3倍になっていた。懇親会の参加者も50人を突破し、サッカーを見ながら立食で飯を食うバーみたいな所を貸しきってた。飯が凄く美味くてたっぷり食った。食ってばっかりであんまり話はしなかったな。あと、主催者新藤氏が20歳になったらしく、ビールを飲んでいた。
ではレポート。
Adobe最新情報
- CS4は日本ではまだですとの事
- 勉強会SP1の話。Adobeエバンジェリストの外人さんのノートPCに、Spark Projectのシールが貼られたとの事。写真の場所は飲み屋だった。
- FlasyPlayer10は、外国でCS4が発売されるしそろそろ出てくるだろーなとの事
- 3Dがかなり凄くなってると分かるデモが登場してきた。
- Drawing APIが拡張され、
drawTriangle
なる3角ポリゴン描写用みたいな関数が出来たらしい。布の動きのデモを見せられた。詳しくは「senocular.com Tutorial: Flash Player 10 Drawing API」参照との事。個人サイトだけど。
Spark Project近況報告
- 勉強会SP1の話
- エバンジェリスト達が「FLARToolKit」のサンプル動画「ポリチクビ」を気に入ったらしいが、あの動作は完全にバグっつうか裏技だよな
- tkis/WindowResize – Spark Project
- Windowの大きさを変更したときの位置決め用
- hikatsuka/HikaToolTips – Spark Project
- ツールチップ表示
- /as3/HikaUrawaza – Spark Project
- コナミコマンドなど、連続したキー入力でイベントを発生させる
- Craptune – Spark Project
- mmlファイルの再生
- uranodai/StreetView – Spark Project
- Wii FitとWiiリモコンで、Googleストリートビューの街を歩ける
- kaede/Sanzoku – Spark Project
- 一括trace
- gunyarapaint – Spark Project
- ニコニコ大百科用に開発された何か
タイムラインで作るモーションタイポグラフィ by カギ
この動画を作った人らしい。
発表内容は、動画の12秒?16秒のところで出てきた、「ウサテイ」と言うタイトル表現の作り方。ただ、タイムラインベースだったので俺には無関係。と言う事で、休憩タイムと化していたのは秘密だ。
JSplash by gyuque
Spark勉強会 JSplashの資料を公開+α – 最速チュパカブラ研究会
swfファイルをJavaScriptで動かそうと言う荒唐無稽な話を実現したようだ。
何か色々やってる。まずシェイプをSVG化し、スクリプトを抜き出して、JSとASで互換性の無い部分はラッパを作ったりして、無理矢理動かしている。Google ChromeのようなJavaScriptが軽快なブラウザ推奨。iPhone上でも動くと言うのが凄い。ただ、冷静に考えるとシェイプとは無縁の俺にとっては特に嬉しい話でもない気がした。
MacBookの傾き検出 by ||_koba_||
ll_koba_ll/SMSas – Spark project
MacBookのAMSTrackerと言うコマンドで傾きを検出し、Socketサーバ経由でswfに傾きを渡し、動かすことが出来る。サーバを使う関係上、ローカル環境でしか動かないとの事。ふと思ったのだが、次に出てくるdangoとつなげれば、リモートでも動かせそうな気はするな。つまり、MacBook→サーバ→dango→swfと言った具合に。
dangoライブラリを使ったゲーム開発 by gawgaw
dangoはリアルタイム通信を手軽に行うための無料のプログラミングフレームワークです。Flashによるブラウザ上の動作とRuby on Railsの柔軟で簡単なサーバー記述が繋がることで、簡単に高度なオンラインゲームが作れます。 Realtime communications network framework for Flash and Ruby on Rails.
トップページ – dango
Ruby on Railsベースのサーバを使い、swfを使ったゲームやチャットを作れると言うライブラリ。内容的にはチュートリアルの内容をベースに、AS3の記述のみで作れる「as3mode」の解説を行っていた。
- dangoをインストール
- Ruby on Railsのコマンドで、プロジェクト「chat」を作成
- >rails chat
- >cd chat
- >ruby script/generate dango init.as3mode
- >ruby scrit/dango-server
- Flash側のクライアントを作る。
- import org.rubyforge.dango;
- public コンストラクタ() {
- //newした瞬間サーバに接続されるので注意
- var dango_as3mode:DangoAS3Mode = new DangoAS3Mode({"serverhost":ホスト名,"port":ポート番号});
- dango_as3mode.addEventListener("dango_connect",onConnect);
- dango_as3mode.addEventListener("dango_as3mode_recieve",onDataRecieved);
- }
- ・・・
途中で追いつけなくなったが、多分dangoのドキュメントに載ってるだろう。
将来的には、dango用公開サーバを作り、広告を入れるか月額料金制(5000円)にしたいとのこと。5000円は高いな。
なお、通信はJSONを使っているらしい。
Flashで作るマルチプレーやゲーム by yossy
dangoの話と連動してる。gawgawさんがdangoを作り、yossyさんがクライアント側のゲームを実装したようだ。この、「無料ゲーム、オンラインゲームのおもしろゲームでココロもつながる|アットゲームズ」大富豪を作ったとの事。
ポイントは、Flashは表示のみを担当し、ユーザ管理やロビー、ルーム管理、ゲーム進行やゲームのロジックなどは全てサーバ側に担当させたという点。あと、サーバから送られてくる命令は、一旦キューに貯められてから逐次実行すると言うのが大事らしい。理由は明快で、表示を行うFlashではアニメーションのために時間をとられるので、サーバから来た命令来た命令を逐次実行していくと、無茶苦茶になってしまうから。
解説の内容は、まるでStrutsの説明を聞いているのかと錯覚するような典型的MVCだが、Flashという非常に明確なViewが存在するため、説明としては分かりやすかった気がする。サーバサイドJavaの勉強をしたいと言う人も、寄り道する価値はあるかも?とは思った。