iPhoneでARToolKitとかあるらしい。

さて、Spark Project勉強会とか、ワイヤレスジャパン2008の電脳フィギュアリポートとか、WebSig24/7のオープンCMSセミナーとか色々とネタはあるんだが、まず簡単かつ衝撃的なネタがあったのでメモ。

これ。なんと、iPhone用ARToolKit。
ちゃんとマーカーがHiroになってて、いかにもARToolKitです!と言う感じだが、これは「ARToolworks」と言う会社が発表したものらしい。どうもこの会社は「ARToolKit Professional」なる製品を出しているようで、現時点での最新バージョンは「4.3」となっている。iPhone向けはバージョン4.4で、「ARToolKit v4.4 iPhone」を見る限り現在はまだ公開されていないようだが、期待は高まる。
さて、ここで気になるのがソースコードのライセンスだ。俺の知る限りでは、iPhone SDKはかなりライセンスが厳重で、ネット上にはiPhone用アプリのソースの欠片さえ存在していない。一方ARToolKitはGPLなので、関連しているものであればソースコードの開示請求が出来るはずだ。この矛盾した間のある両ライセンスを、どのように扱うのだろうか?
「開示請求をすると、iPhone SDKのライセンスに従った機密保持契約を締結し、その後ソースコードを開示する」という事になるのだろうか?それとも、iPhone SDKのライセンスがいずれ緩くなってからの公開か?もしくは、iPhone部分を切り離して、ただのObjective-Cとして公開可能なのだろうか?いや、ARToolKitの部分は実はサーバサイドと言う可能性も・・・無いか。

ただ、ライセンスを読む限りだと、「ARToolKit Professional」はGPLではないとも読めるし・・・。ライセンスにも英語にも明るくない俺にはこれ以上わからん!

ARToolKit Professional Edition, ARToolKit NFT, and osgART Professional Edition are the right products for users demanding the latest features, priority professional support options, and access to advanced and experimental AR software techniques, and those for whom development under the GPL is not practical.
Licensing and pricing

↑この辺とか。

てか、よく見るとProfessional版はGPLじゃないみたいだな。だとすると問題ないのか。そらそうか。自社製品のライセンスに引っ掛かるとかそんな阿呆いねぇよ。

まぁ、会社情報(ARToolworks, Inc. – Our people)のAffiliatesに「Associate Professor Hirokazu Kato」とあるので、AR的にはそれなりに正統派な企業と思われるが、まずこの場合のAffiliatesをどう解釈すればいいのかわからないので、関わり具合とかについてはこれ以上言及出来ない。

とりあえず、「誰か詳しい人、色々語って下さい。」以外言いようが無い。

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