皆さんは、nanoblockと言うのをご存知だろうか?
俺も最近Loftで見つけたんだが、一辺が4mmの、世界最小級ブロックだ。
史跡や動物、乗り物などを作れるようなコレクションシリーズと、
ただブロックだけが入っている、ベーシックシリーズがある。
ベーシックシリーズの一つに、「モノトーン」と言う白黒灰色のブロックが集まったものがある。
2×8や2×2、1×1といった様々なサイズのブロックに加え、80mm×80mmの、
黒いプレート(20×20のブロック)が付いている。
80mm×80mmと言えば、丁度ARToolKit用のマーカーと同サイズだ。
つまり、こいつを使えば、4mm単位のマーカーが作れる。
マーカーの枠の部分を40mmと仮定すると、分割数10×10のマーカーと言う事になる。
実際のマーカーは16×16なのでずれていると言えばずれているが、別に問題はない。
それよりも、このnanoblockモノトーンを使えば、簡単に作り換えが可能なマーカーが、
簡単に実現できると言う事の方が大事だ。
例えば、今月号のWeb Designingについている「G]のマーカーや、
そのデモを表示する「C」のマーカーも、簡単に作れる。
以下に作り方の絵を紹介しておこう。
「C」
「G」
作ってみたら、Web Designingの特設サイトで試してみて欲しい。
5月20日現在、ARギターと、そのデモ動画が試せるようだ。
(一応、先月のもまだあるみたいだ。)
ちゃんと動いているのが確認できると思う。
なお、特設サイトは「ON AIR」ボタンを押さないとマーカー認識が有効にならない。
ご注意下さい。
と言う事で、今後はこのnanoblockを使ったマーカーを使って、
サンプルを出していきたいと思う。
ちなみに、Loftでも売っているnanoblockだが、是非下のAmazonのリンクから購入して欲しい。
理由は二つ有り、一つはここから買ってもらうと俺がうれしいと言う事、
もう一つは、AmazonはLoftより1000円近く(33%OFF分)安いと言う事だ。泣きそうだ。
ところで、今回Web Designing誌の表紙のマーカーを作ってみようと言う提案をしてみたが、
これってどうなんだろ?
Web Designing誌やAR三兄弟としては、このマーカー目当てで雑誌を買って欲しいと思っているだろう。
だから、こんな風に「このマーカー作りが簡単だから、勝手に作ろうぜ!」というのは、
ハッキングやクラッキングの類に近い気がする。
アメーバなう開始当初に出てきた「はまちちゃん」スクリプトに近い気がする。
出来る事だからといって何でもやっていいなどというプログラマにありがちな思い上がりは
俺は大嫌いなのだが、ARについても同様なのだろうか。
マーカーロゴにも著作権があるので、とか・・・?
AR Commonsなどでは、その辺はどんな議論がなされているんだろうか。